お葬式や告別式を開く一番の目的は、故人を敬うということです。残された御家族、ご親族の方のお気持ちに整理をつけるためということもありますが、主役はあくまでお亡くなりになったご本人ですから、故人のご遺志を一番尊重しなくてはなりません。個人のご遺志に沿った形のお葬式を行うべきでしょう。葬儀の準備をする際には、その内容をしっかりと認識したうえで行わなくてはなりません。たとえば、故人の進行していた宗派なども考慮するべきです。
日本の都市部ではオーソドックスな形式のお式を行うことが多いですが、故人の信仰や生き様を反映された形にするのが理想的です。参列してくださる友人知人やビジネス上の関係の方などに対しての配慮もあります。宗派に基づいたお式であれば、その故人の人生、生き様を反映したものになりますので、故人ご本人にとってもご家族御親類、参列者に対しても一番ふさわしい形と言えるでしょう。優秀な葬儀屋であれば、故人の信仰、お人柄を何より大切にした準備の進め方をしてくれるはずです。
いくら手際がよく段取りを勧めてくれる業者であっても、気持ちを考慮しない業者は選ぶべきではありません。仕事を依頼する前に、業者のスタッフの方としっかりと面談をし、いかなる形式のお式にするかをよく確認されたほうがよいでしょう。もちろん料金に関しても詳しく出していただくことが前提になります。またそのときのスタッフの受け答えや態度などは、仕事全体の丁寧さにかかわってきます。